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【決算分析】4390 IPS

こんにちは。

 

保有銘柄である4390 IPSの2021年3月期決算短信が5月14日に発表されました。

同社はフィリピンでケーブルテレビ向け通信回線提供、国内はMVNO向け通信サービスが柱の会社です。

 

 

決算内容

売上高9,515百万円(前年同期比46.2%増)

営業利益1,920百万円(同79.4%増)

経常利益2,186百万円(同103.3%増)

当期純利益1,303万円(同102.0%増)

1株純利益105.38円

 

4Q単体(21.01-03)

売上高2,207百万円(前年同期比26.0%増)

営業利益195百万円(同17.8%減

経常利益385百万円(同155.5%増)

最終益266百万円(同223.3%増)

 

在宅勤務の増加などの勤務形態やライフスタイルの変化により主力事業 である通信事業分野の需要が大幅に増加。昨年5月にフィリピンとシンガポール・香港 間を結ぶ海底ケーブルの使用権を取得したこと、国際通信回 線の供給能力が増加したことも重なり、海外通信事業を中心に大幅な事業拡大。

 
 

 

 

①海外通信事業

売上高4,259百万円(前年同期比234.9%増)

セグメント利益1,201百万円(前年同期比150.8%増)

 

フィリピンにおける 第3番目の国際通信回線キャリアとなり、自社で回線を所有することによるコスト競争力の強化に加えて供給能力が大幅に拡大し、従来からあったCATV事業者向けや法人向けの販売に加え、新たに、大手も含めた通信事業者への回線提供を行うキャリアズキャリアとしてのポジションを確立し、販売が大幅に拡大

 

②フィリピン国内通信事業

売上高837百万円(前年同期比3.2%減

セグメント利益77百万円(前年同期比82.9%増)

 

コロナウイルス感染症の影響により外出制限など の実施により新規開拓が低調に推移。 在宅勤務により個人市場の拡大の対応し、レジデンシャル向けサービ スの提供を準備。 

 

 

③国内通信事業

売上高3,718百万円(前年同期比12.6%増)

セグメント利益410百万円(前年同期比21.2%増)

 コールセンターソリューション等が好調。
コロナウイルス感染症に在宅勤務やWeb会議の拡大などにより、通信トラ フィックが増加。
(注)セグメントの営業利益については、新株予約権に関する株式報酬費用125百万円を計上。 ※株式報酬費用控除後の営業利益は58.2%の増加
 

 

 

④医療・美容事業

売上高は623百万円(前年同期比28.5%減

セグメント利益は129百万円(前年同期比51.6%減

 

2020年3月、ボニファシオグローバル シティに眼科に特化した第3医院を開設。
コロナウイルス感染症の影響を受け、減収減益。

 

 

在留フィリピン人関連事業

売上高77百万円(前年同期比119%減

セグメント利益-73百万円(前年同四半期はー89百万円

 

 2021年1⽉1⽇付で、⼈材関連事業(⼈材紹介 業・⼈材派遣業)を事業譲渡。 

 

 

 

今期決算

・海外通信事業と国内通信事業が順調。特に海外通信事業は海底ケーブルシステムC2C回線の提供により大幅増収増益。

 

・ フィリピン-香港、フィリピン-シンガポール間の海底ケーブルシステムC2Cの使用権を取得し、提供開始。 フィリピンで3番目の国際通信キャリアに。

 ・.在留フィリピン人関連事業では、人材関連事業を譲渡。

 

 

来期業績予想

売上高9,515百万円(前期比16.7%増)

営業利益2,400百万円(前期比24.9%増)

経常利益2,400百万 円(前期比9.7%増)

当期純利益1,650百万円(前期比11.0%増)

1株利益133.39円

 

 

 来期決算メモ

・海外通信事業 

 フィリピンでは、コロナウイルス感染症の影響により、国際通信回線が逼迫しており、フィリピンと香港を最短で結ぶC2C回線への引き合いは 非常に強い状況。しかし、来期は減収予想。

 ・ フィリピン通信国内事業 

 DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現には5Gの同時接続が必要になるなど今後も通信市場の整備はなされていくことが想 定されているので、回線の敷設やさまざまな実証実験などを進めていく方針。

 

 

まとめ

 
 

今期決算もよく来期も期待できそうです。決算後少し下がったので買い増ししています。

 

では。