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【決算分析】4390 IPS

こんにちは。

 

保有銘柄である4390IPSの2021年3月期 第2四半期決算短信が11月13日に発表されました。

同社はフィリピンでケーブルテレビ向け通信回線提供、国内はMVNO向け通信サービスが柱の会社です。

 

決算内容

売上高3,373百万円(前年同期比6.7%増)

営業利益624百万円(前年同期比14.4%増)

経常利益570百万円(前年同期比15.2%増)

四半期純利益392万円(前年同期比24.0%増)

経常利益進捗率34.5%

 
フィリピンにおける2020年1月~6月の経済成長率は、新型コロナウイルス感染症による内需の悪化が影響し、 前年同期比9.0%減と前期の同6.7%増から大幅な低下。当第2四半期連結累計期間において、円ドル 為替レートは105円から109円で推移。フィリピンペソは期中を通じておおむね2.1円前後で推移。
 
 

 

①海外通信事業

売上高755百万円(前年同期比17.3%増)

セグメント利益265百万円(前年同期比12.1%増)

 

 フィリピンでも、コロナウイルス感染症の影響によ り在宅勤務等の増加による通信回線がひっ迫し、短 期リースの提供が拡⼤。 

 

 ミンダナオ島での回線敷設⼯事は、コロナウイルス 感染症の影響で遅延。

 

②フィリピン国内通信事業

売上高480百万円(前年同期比19.7%増)

セグメント利益77百万円(前年同期比82.9%増)

 

ロックダウンの影響を受け、法⼈向けインターネット接続サービスの新規獲得の伸びが 鈍化。 

 

 感染症拡⼤防⽌のため、⼈の移動が制限されたこと から、光ファイバー網の敷設に遅れ。

 

③国内通信事業

売上高1,878百万円(前年同期比18.5%増)

セグメント利益287百万円(前年同期比66.4%増)

 コロナウイルス感染症の影響による在宅勤務やWeb 会議等の増加により、通信トラフィック需要が増加。 コールセンターシステムAmeyoJのライセンス料の 伸⻑や、AmeyoJと秒課⾦サービスを合わせたコー ルセンターソリューションの売上が拡⼤。 

 

 

在留フィリピン人関連事業

売上高44百万円(前年同期比57.3%減)

セグメント利益29百万円の損失(前年同四半期は39百万円の損失)

 

 2021年1⽉1⽇付で、⼈材関連事業(⼈材紹介 業・⼈材派遣業)を事業譲渡。 

 

⑤医療・美容事業

売上高は213百万円(前年同期比49.8%減)

セグメント利益は23百万円(前年同期比82.6%減)

 

コロナウイルス感染症の拡⼤によりマニラ⾸都圏が ロックダウン下に⼊ったことから、3⽉末から⼀時 休業を余儀なくされ、⼤幅な減収・減益。 なお、休業中に発⽣した賃借料、減価償却費などを 特別損失として47百万円計上。

 

 

 

今期決算

・医療・美容事業がコロナウイルス感染症の影響で⼀時休業したことにより減収となったものの、 国内通信事業が好調に推移。

 ・⼈材関連事業(⼈材紹介 業・⼈材派遣業)を事業譲渡。 

 

来期業績予想は変更無し

売上高8,900百万円(前期比36.8%)

営業利益1,700百万円(前期比57.7%)

経常利益1,650百万 円(前期比52.2%)

当期純利益1,050百万円(前期比60.7%)

1株利益85.33円

 

 今期決算メモ

・海外通信事業 

 上期(今期)の売上が下期に比べ多いのは、契約が確実に見込める案件の一部について、使用権の代金の一部を受領することを見込んでることによりま す。(当社では、入金があった分を売上に計上する方針であるため。)

 

まとめ

 増収増益でいい決算なのですが進捗率がよくないです。株価も持ち合いになってきました。
コロナの影響はむしろプラスに働いているのではないでしょうか。医療・美容事業と工事の遅れなどありますが他の事業ではプラスと思います。国内ではテレワーク、海外では短期リースの販売増加など一度いいものを経験してしまえばなかなか離れられないと思っています。
株価が下がれば買い増ししたいです。
 
 

では。