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【決算分析】3031 ラクーンホールディングス

こんにちは。

 

保有銘柄であるラクーンホールディングスの2020年4月期決算が6月11日に発表されました。

 
同社は衣料、雑貨の企業間電子商取引「スーパーデリバリー」運営。掛け売り決済代行、売掛債権保証も手掛ける会社です。
 

決算内容は

売上高3,477百万円(前年同期比16.7%増)

営業利益848百万円(前年同期比30.3%増)

経常利益706百万円(前年同期比28.7%増)

当期純利益451万円(前年同期比18.9%増)

1株当たり登記純利益23.73円

 

 
当第4四半期連結会計期間において感染が拡大した新型コ ロナウイルス感染症により、これまでどおりの対面での企業活動を行うことが厳しくなった企業、また、取引先の倒産・未入金リスク懸念の高まりにより対策を検討する企業からの問い合わせや申込が増加し、EC事業、フィナンシャ ル事業ともに新規利用者が増加。

 費用面は、今期、広告投資を積み増しする方針で広告宣伝費が増加。また、前期に実施 したALEMO株式会社の株式取得による影響により、のれん償却費が増加。

 新型コロナウイルス感染症の収束時期は見通しが立たず、当社サービスを利用している 企業の今後の経済活動に与える影響が不透明であることから、今後、長期化する可能性に備え、保証履行引当金、求償引当金及び貸倒引当金を合計で41,626千円臨時で積み増し。

 

①EC事業

 売上高     1,962百万円(前期比11.3%増)

セグメント利益  859百万円(前期比20.2%増)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、これまで通りの対面での営業活動による卸売りが困難になった企業、 仕入れに困難になった企業が流入し、当第4四半期連結会計期間において会員、出展企業ともに登録数が増加。

 新規契約を対象に出展基本料が3ヵ月間無料となるサポートプランの提供を開始したことも出展企業数増 加の後押し。

 

②フィナンシャル事業

売上高は1,694百万円(前期比21.7%増)

 

デフォルトコストの増大を懸念しました が、2020年4月期に関しては新型コロナウイルスの影響によるデフォルトが一部発生したものの、通常起こりうる変動範囲内における若干高めの水準。

「Paid」

加盟企業数も順調に増加し3,700社を超える。

新型コロナウイルス感染拡大により売上高が減少した加盟企業も多く、この影響から当第4四半期連結会計期間の取扱高は第3四半期連結会計期間対比で減少。

「保証」

新型コ ロナウイルス感染症の影響により、取引先の倒産・未入金リスク対策を検討する中小企業からの問い合わせが増加 し、保証残高及び売上高が増加。

申込みから与信審査、保証の請求に至るまで全ての手続きを ネット上で完結できるのが強み。

 

 

 

営業CF   1,768  △569  

投資CF  △427   △1,679

財務CF   2,969      2,416

現金     6,634           2,323

・営業CFがプラスに転換。現金が大幅増。

 

今期決算

・増収増益です。EC、フィナンシャル事業どちらもよく伸びています。

・URIHO前年同期比+86.5%

 

来期業績予想は

売上高3,900百万円(前期比12.1%)

営業利益980~1,070百万円(前期比26.1%)

経常利益800~890百万 円(前期比25.6%)

当期純利益490~550百万円(前期比21.9%)

1株利益24.29~27.26円

 

発生するデフォルトを悲観的に見積もった場合と楽観的に見積もった場合との両極を想定。

 

 来期決算メモ

新型コロナウイルスの 影響によるデフォルト増加懸念に対する各種取り組みとして

 引当金を合計で41百万円、臨時に積み増し 。

・増収増益予想。コロナ影響見込みによりレンジ予想。

・ALEMOとラクーンフィナンシャルの事業用家賃保証を統合 「ラクーンレント」として新たにスタート。居住用/事業用物件の家賃保証をワンストップで 提供できる体制。

 

まとめ

EC事業ではコロナにより非対面取引ニーズが高まり会員増。今後も注目され増加しそうです。

フィナンシャル事業でのデフォルトが懸念されますね。中小企業も絡んでいることもあり、額も大きくなりそうです。

ダウの大幅下げもあり決算後株価は下がっています。上下がれば買い増ししたいです。

 

では。