【決算分析】7192 日本モーゲージサービス
こんにちは。
保有銘柄である日本モーゲージサービスの2020年3月期決算が5月8日に発表されました。
同社は住宅アカメディア、住宅ローン、住宅瑕疵保険の3本柱です。住宅瑕疵保険に期待しています。
決算内容は
営業収益7,117百万円(前年同期比13.6%増)
営業利益1,482百万円(同 27.9%増)
経常利益1,483百万円(同28.5%増)
当期純利益1,014百万円(同26.4%増)
1株利益144.17円でした。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、建設資材の生産、納品の遅 れによる建設工事の遅延等が業界全体で懸念されており、今後の動向については予断を許さない状況。
セグメント別では
① 住宅金融事業
営業収益2,168百万円(前年同期比19.6%増)
営業利益585百万円(同 44.8%増)
首都圏を中心に新規開設した9店舗(代理店店舗)が下期 に本格稼動。新規住宅取得者の住宅ローン需要においては堅調な動きが見られ、新規住宅取得者 のフラット35融資実行件数は過去最高で推移するとともに、フラット35融資実行までに行うつなぎ融資において も、大幅に伸長し、ともに収益増加。
従来のフラット35では対応できない住宅ローンニーズを取り込むための商品として、変 動金利・固定金利選択型『MSJ住宅ローン 十色(トイロ)』に加え、シニア層向けの『MSJ高齢者一括返済型住宅ロ ーン(MSJリバースモーゲージ)』、既存住宅流通活性化を促進するための宅建事業者向け融資『MSJ買取再販ロー ン』等の取扱いも順調に増加。
② 住宅瑕疵保険等事業
営業収益3,744百万円(前年同期比5.9%増)
営業利益604百万円(同23.4%増)
住宅地盤保証との同時提案を行う等、他社との差別化を 前面に打ち出した積極的な営業展開による新規顧客の獲得、主要取次店との連携強化にも注力した事業活動を継続。
当事業においては、新築住宅への各種商品の提供、また既存住宅においては延長保証保険などを活用したストック 循環型ビジネスへのサービス支援の仕組み形成。
③ 住宅アカデメイア事業
営業収益505百万円(前年同期比10.3%減)
営業利益115百万円(同38.8%増)
利益が大幅増しており順調そうです。
営業CF △983 9,545
投資CF △129 △128
財務CF 1517 △9,001
現金 5,213 4,809
営業CF-と財務CF+が気になります。
今期決算
・各セグメントで利益が伸びており順調。主に住宅金融事業が好調。
・住宅金融事業の融資実行件数の前期では大幅増だが今期では減少傾向。
・資産、負債増加はつなぎ融資等の実行件数によるもの。つなぎ融資等の商品は借入が必要で単価が高いため大幅増加。短期借入金で17億円。
来期業績予想は
営業収益7,025百万円(前期比△1.3%)
営業利益1,410百万円(前期比△4.9%)
経常利益1,410百万 円(前期比△4.9%)
当期純利益915百万円(前期比△9.7%)
1株利益129.32円
配当35円
まとめ
来期は減収、減益予想。
コロナの影響で住宅ローンが払えないという相談が増加しているみたいですが来期の予想が悪くないです。提携の住宅会社に対しての住宅ローン、主な収益が融資手数料というので影響が出るのはもう少し先か軽微かもしれないです。
来期の予想も出してこないと思っていました。
今期の決算がかなりよかったので保有継続です。
では。