【決算分析】1717 明豊ファシリティワークス
こんにちは。
保有銘柄である明豊ファシリティワークスの2020年3月期決算が5月14日に発表されました。
同社はオフィス移転・新設、建築工事で発注者支援するCM(コンストラクションマネジメント)が主力の会社です。
決算内容
売上高4,240百万円(前年同期比2.6%減)
営業利益909百万円(同 0.8%増)
経常利益910百万円(同0.5%増)
当期純利益620百万円(同3.0%減)
1株利益52.30円
4Q単体(21.01-03)
売上高1,343百万円(前年同期比13.0%増)
営業利益384百万円(同13.3%増)
経常利益385百万円(同13.6%増)
最終益266百万円(同14.7%増)
公共分野としては、経済産業省の業務効率化や生産性向上を目的としたオフィス環境の導入に関する調査事業につい て契約を締結。
民間企業からは、数多くの業種をグループ内に持つ大企業や、大学などの教育機関からの新規引き合い及びリピート オーダーが継続
セグメント別
① オフィス事業
売上高 1,041百万円(前期1,144百万円)
コロナ禍により『働き⽅改⾰』を伴うオフィス再編の引き合いが増加 。
公共分野では、庁舎の整備や移転に関する⽀援について継続して受注。
② CM事業
売上高 2,341百万円(前期2,228百万円)
庁舎・⼤型商業施設・鉄道・学校・⼯場等、様々な分野での実績を重ね、 新規顧客が増加 。
③ CREM事業
売上高 856百万円(前期980百万円)
公共インフラの維持保全等、公共分野でも、公共施設や学校の⻑寿命化 ⽀援等が継続的に選定。今後も⽼朽化対策のプロジェクト⽀援 業務における需要が拡⼤すると期待 。
キャッシュフロー概況(今期、前期、単位百万円)
営業CF 590 ▲146
投資CF ▲135 ▲143
財務CF ▲850 ▲252
現金 1,438 1,834
営業CFがプラスに転換。財務CF大幅増の要因は自己株式取得によるもの、これにより現金同等物が減少。
今期決算
・減収増益。減収は契約方式の変更によるもの。決算〇。
・従業員が6人増。
・配当21.50円→26.00円に増配。配当性向50%。
来期業績予想
売上高4,270百万円(前期比0.7%増)
営業利益920百万円(同1.1%増)
経常利益920百万 円(同1.0%増)
当期純利益638百万円(同2.8%増)
1株利益55.73円
来期方針
競争優位性を更に⾼めるためのDX(システム開発) 費⽤、増員に伴う費⽤を予算化した結果、業績微増。
配当性 向50%程度に基づき28.00円(前期26.00円)の増配。
2021年3⽉期で発⽣した特別損失が2022年3⽉期には発⽣しないことによる当期純利益の増加と、2020年11⽉に実施した⾃⼰株式取得実施によるもの。
まとめ
来期は増収増益増配予想。
経済産業省との契約締結開示により株価が上がっています。買い増しはしばらくできそうにないですね。
以上です。